関西電力の値上がりはどのくらい?はぴeみる電とは?関西電力のあれこれを解説!

2023年6月より大手電力会社は値上げを発表しました。この値上がりにより関西電力では大きく電気代に影響はあるのでしょうか?全国的に行われている電気代の値上げ理由や、関西電力の会員サイト「はぴeみる電」について詳しく解説します。

どうして電気代が高騰しているの?

全国的に電気代が高騰し続けている現在。どのような理由から電気代が上がってしまうのでしょうか。さまざまな要因がありますが、主なものとして

 

  • ウクライナ・ロシア問題による火力発電のための燃料費高騰
  • 原子力発電所の稼働率の減少に伴う電力の低減
  • 再生エネルギーを普及させるために電気料金の一部として負担している再エネ賦課金の値上がり

 

が挙げられます。それぞれの要因については、こちらの記事で解説しているので、参考にしてみてください。

関西電力の値上げの動きについて

さまざまな理由から全国的に電気代が値上がりしていることが分かりました。それでは関西電力の値上げの動きについてはどうなのでしょうか。

2023年4月より既に値上げが行われている

関西電力は「託送料金※」の値上げに伴い、電気料金を一般家庭の平均モデルで「93円」値上げすることを発表しています。改定内容は契約プランによって異なりますので、詳細は公式ページで確認してみてください。

※託送料金・・・電気を送る際の送配電網利用料金

自由料金プランの場合は更に値上がりしている

関西電力の料金プランには「自由料金プラン」と「規制料金プラン」があります。

 

  • 自由料金プラン・・・電力会社が自由に設定できるプラン
  • 規制料金プラン・・・料金は経済産業大臣の認可を受け、定められているプラン

 

規制料金プランは2016年に行われた電力自由化以前から、大手電力会社で提供されており、経済産業省の認可によって料金の内容や燃料費調整額が決まるのが特徴です。

一方で自由料金プランは料金設定や燃料費調整額の上限に法的な制限がないのが特徴です。関西電力では「自由料金プラン」の2023年5月分の料金より、燃料費調整額の上限を撤廃することを発表しています。

 

例えば、2023年7月分の燃料費調整額は下記の表の通り。

関西電力より引用

 

各月の燃料費調整額についてはこのようにプレスリリースページにて発表されているので、確認してみてください。

大幅な値上がりはない

全国的にみると、2023年6月より値上げを行う大手電力会社は7社あり、30%~40%ほど引き上げとなっています。これは一般家庭ですと、ひと月2600円ほどになる場合が多いです。このような大幅な値上げは関西電力では、現状発表されていません。

 

なぜ大幅な値上がりがされないのかというと、その理由は原子力発電所の再稼働です。

2015年に起こった東日本大震災の影響で東北電力や東京電力では原子力発電所を停止し、その後も再稼働していません。そのため、火力発電がメインとなり燃料費高騰の影響を大きく受けているのです。

しかし関西電力では、電力の25%以上を原子力発電で賄っているため、値上げすることなく電力の供給が可能なのです。

関西電力ユーザーなら「はぴeみる電」に登録しよう!

「はぴeみる電」は、関西電力のWeb明細サービスです。

過去25カ月の使用量を分かりやすいグラフでチェックできたり、1時間ごとの使用量のチェックもできたりするため、節電・節約などの参考になります。別プランのシミュレーションもできるため、「電気料金のプラン変更を検討したい」という場合でも簡単に検討できます。

更に、電気・数の使用量に応じたポイントが貯まり、料金の支払いに使用出来たり、提携している他社ポイントに交換出来たりするので、とてもお得です。

 

もちろん、年会費や登録費は無料なので、関西電力をお使いの方は是非「はぴeみる電」に入会してみてくださいね。

電気代を安くするなら太陽光発電がおすすめ!

現状、全国で燃料費調整額は上がり続けているため、更に電気代が上がってしまう可能性も高いです。今後が不安という方や、少しでも節電・節約したいという方には太陽光発電・蓄電池がおすすめ!

電気代を節約できるだけでなく、発電量によっては収入にも繋がるのです。

太陽光発電ってそもそも何?

家庭用太陽光発電は、屋根に取り付けた太陽光パネル(ソーラーパネル)が太陽の光を受け、発電ができるシステムです。パネルを取り付けただけでは、電気を使用することができないため、使用できる電流に変換するのが「パワーコンディショナー」と呼ばれる装置。更に作った電気を充電するためのシステムを「蓄電池」と言います。

こちらのページで、それぞれの設備について詳しく説明しているので、参考にしてみてください。

 

日本だけでなく世界中で温室効果ガスの削減や環境問題の解決に向けて再生可能エネルギーの普及が進んでいます。日本国内では再生可能エネルギーでの発電を増やすため、年度によって差はあるものの太陽光発電を設置する家庭へ向けた補助金を出しています。

太陽光発電の売電方法

「太陽光発電に興味はあるけど電気を売ることが難しいそう・・・」という方も多いはず。家庭で発電した電気を電力会社に売ることを「売電」と呼びますが、実は難しくはありません。詳しくみてみましょう。

設置してから10年間はFIT制度で売電

FIT制度(固定価格買取制度)とは、国で定められた制度で、再生可能エネルギーで創られた電気を電力会社が一定期間・一定料金で買い取ることです。太陽光発電は再生可能エネルギーに含まれ、一般家庭であれば大部分が太陽光発電で発電された電力になります。

FIT制度は再生可能エネルギーの普及を目的とし、海外でも広くとられている制度です。

 

10kW未満の場合は10年間、10kW以上50kW未満の場合は20年間、FIT制度が適用されます。FIT期間が終了することを「卒FIT」といい、卒FIT後は改めて各電力会社と契約を結ぶ必要があります。

関西電力での買い取り価格は?

FIT制度中の売電価格は、さまざまな要因をもとに経済産業大臣によって決められており、年度によって異なります。

引用:資源エネルギー庁

 

一般家庭は基本的に10kw未満となるため今年度に契約した場合は「16円」での売電となります。

しかし関西電力での卒FIT後の買い取り価格は「8.0円 / kWh」にまで下がってしまいます。(参考:関西電力

ですが、卒FIT後、売電先を変更することでもっと高く電気を売ることができるのです。

どのように売電先を決めるの?

卒FIT後に活用できるのが「どうする?ソーラー」という資源エネルギー庁が運営するウェブサイト。

こちらのサイトでは売電できる事業者を一覧で紹介しており、在住している都道府県より検索が可能です。1円でも高く売りたい場合は、複数の会社を比較することをおすすめします。

「どうする?ソーラー」の活用方法についてはこちらから!

売電するならスマートフィット!

最後に宣伝となりますが、当社の「スマートFIT」では、同等の地域電力会社の買い取り価格と比較した場合、業界最高水準の買い取りを行っています。

関西電力の卒FIT後の買い取り価格は先述した通り【8.0円 / kWh】ですが、

当社では【10.0円 / kWh】。その差は【2.0円】。僅かな金額に見えますが、これが数カ月、数年単位になると大きな差額になります。

 

もちろん、契約時の費用や違約金はかかりません。少しでも気になった方は、下記バナーより、是非チェックしてみてください!