3Rから5Rへ。地球のためにできる5つのアクションとは
5Rとは
5Rとはゴミを減らすための3Rに2つのRが加わったReduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)、Repair(リペア)、Refuse(リフューズ)の5つの単語の頭文字です。
そもそも3Rってなに?
よく耳にする3Rはご存じですか?3Rは3つのRの頭文字です。
Reduce
Reduce(リデュース)ゴミの発生を減らすこと。なるべく、ものがゴミになってしまうのを抑えようというのがリデュースです。リデュースは二酸化炭素の排出を抑えられたり、ゴミ処理費用も削減することができます。
Reuse
Reuse(リユース)とは一度使ったものをゴミとせずに繰り返し何度も使うことです。リユースをされたものを長く使う人が増えるとモノの生産量を抑えることができるので結果的にゴミを減らすことにも繋がります。
Recycle
Recycle(リサイクル)とは一度使い終えゴミとなったものをもう一度資源に戻し新しい製品を作ることです。埋め立てや焼却処分するゴミの排出量を減らすことができます。
+2R
この3Rに2つのRが加わりました。
1つはRepair(リペア)、モノが壊れたらそのままゴミとして捨てずに修理してなるべく長く使うことです。2つ目はRefuse(リフューズ)ゴミのもとになるものを購入しない選択をすること、もらわずに断ることでゴミを減らしましょうというものです。
5Rの実際な取り組みとは?
ゴミを減らすための5Rの実際の取り組みにはどんなものがあるのでしょうか。
Reduce(リデュース)の取り組み
1番主流な取り組み例としてはマイバッグを持参してレジ袋を減らすことです。
レジ袋が有料化してマイバッグを持参する方が増えていると思います。
マイバッグの他にお肉やお魚をいれるポリ袋もメッシュバッグやコットンバッグを持参するのもおすすめです。買い物するときは使い切れて食べきれる量を買うこともリデュースに繋がります。家庭からでるゴミの容積のうち6割以上も容器包装廃棄物が占めているといいます。過剰包装な商品をよりも簡易包装なものを選択肢するのも地球に優しいリデュースなアクションです。
更に家にある容器を持参し量り売りで購入できるお店も増えてきました。家の近くに量り売りのお店がないか是非調べてみてください。
Reuse(リユース)の取り組み
使わなくなったものをゴミに出さずに、フリマアプリに出品したり、リサイクルショップに買い取ってもらうこともリユースです。いらなくなったものも、誰かの手に渡れば必要なものとして再利用されます。大きい家電や家具をリユースするのはとても体力や労力がかかるのでつい粗大ごみに出してしまいがちですが、出張サービスの買い取り業者に依頼するのも1つの手です。粗大ごみの申し込みをする作業と、出張買取り業者に依頼するのは、さほど変わりないので、意識して少しでも環境に優しいリユースのアクションを心がけてみてください。
Recycle(リサイクル)の取り組み
家庭で出たペットボトルや空き缶、ビンなどをきちんと分別してゴミとして出すことが毎日できる1番のリサイクルです。
またマクドナルドでは「いつでもマックでおもちゃリサイクル」という取り組みを行っています。 ハッピーセットでついてくるおもちゃを使わなくなったらリサイクルBOXにて回収しトレイやリサイクルボックスに生まれ変わらせるというものです。
リサイクルをするのはもちろん、リサイクルで生産された商品を選ぶことも大事です。
日本は資源の少ない国なのでそもそもゴミを出さないことが重要ですが、ゴミをリサイクルすることで限りある資源の節約になります。
Repair(リペア)の取り組み
壊れてしまったものをそこでゴミとして判断し新しいものに買い替えるのではなく、一度修理して使ってみるということが大事です。穴があいたり破れてしまった洋服は裁縫してみたり、難しい場合はお直し屋さんに出してみてください。おもちゃを預かって無償で修理をする「おもちゃの病院」やモノを修理してほしい人と修理できる人が気軽に出会える空間「リペアカフェ」などもあります。モノを新しく買い替えるとなれば出費にもなるのでお財布にも環境にも優しいのがリペアのアクションです。
Refuse(リフューズ)の取り組み
リフューズは「断る」という意味です。不要なパンフレットやチラシなどを、なんとなく受け取らずに断り家庭に持ち込まないことです。レジ袋などを断るためにも、マイバッグの持参を心がけましょう。買い物に行く際に買うものリストを作りなるべく必要以上の買い物をしないことも大事です。本当に必要なモノかしっかり考えてから買い物しましょう。
5Rだけじゃない⁉まだまだある環境に優しい「R」とは
Rot(ロット)
日本ではあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、「堆肥化する」「コンポストする」といった意味が「Rot」です。燃えるゴミの約4割を占めるのが生ゴミです。湿った生ごみを捨てるのにも多くの燃料が必要です。普段何気なく捨てている生ごみも環境におおきな負荷がかかります。なのでRotすることで土に返し次の食物生産に役立てたら環境に良いということです。
Return(リターン)
リターンとは購入先に戻せるものを戻すということです。携帯電話の下取りなどゴミを回収することでゴミの量を削減することもリターンの取り組み例です。
Rethink (リシンク)
Rethinkは再考するという意味です。モノを買う前に本当に必要なモノなのか?捨てる前に何かに代用できないか?どこかで売れないか?と行動する前に考えことでゴミにせずに環境に優しい選択をできるかもしれません。
まとめ
環境に優しい暮らしや行動を心がけるには5Rがかかせないということが分かりました。
5Rには様々な取り組みがあります。環境に優しい行動を心がけようと一生懸命になり疲れてしまうと長く続かないのでRelax(リラックス)して無理せずできるものから始めてみてください。