【環境に関係する資格を紹介】最年少合格者は9歳!?誰でも受験できる環境社会検定とは

タイトルに驚いた方もいらっしゃるでしょうか。

そうです。この検定の最高齢合格者は86歳、最年少合格者は9歳。

今回はこの誰でも受験する事が出来る「環境社会検定」、通称「eco検定」をご紹介します。

何歳からでも受けられる可能性に満ちた検定!?

「環境社会検定」とは、東京商工会議所が主催している「環境問題」に関する検定試験です。

2006年に試験が始まってからというもの、環境に関心のある学生からエコライフを送っている社会人まで約48万人が受験しており、地球温暖化など環境問題や経済などの関係から時事問題まで幅広く学び、昨今のエコアプローチについて改めて考え直す事が出来ます。

ビジネスにおけるキャリアアップなどはもちろんのこと、健康で安全な生活を送る為に、未来の地球を守る為に、「社会環境検定」は様々なシーンで役立つ検定です。

合格基準は100点満点中70点以上ですが、ここ近年合格率は70%を上回っており、合格者の半数以上が学習期間は2か月と比較的短期間学習です。

「少しでも資格や検定が欲しい」「あまり勉強は長続きする方ではないけど、簡単に受験出来る検定があれば・・・」「環境に興味あるけどがっつり勉強したいわけではなく、基礎知識だけつけておきたい」と言った方におすすめです。

環境社会検定の内容

受験資格 : 特になし(受験当日に日本に移住している人)

試験日 :年2回(7月、12月の日曜日)

申し込み :7月受験(5月上旬~6月)、12月受験(10月上旬~11月上旬)

費用 : 税込5500円

試験形式 : 選択式(マークシート形式)

出題範囲 : 公式テキストより出題

制限時間 : 90分

受験方法 : インターネット形式(自宅やオフィスなど好きなところで受験可能)

合格基準 :100点満点中70点以上合格

合格率 : 70%以上

やってみよう!試験体験

次の【】の部分に正しい語句は次のうちどれか。

 ⑴ビール瓶や牛乳瓶は使用後回収され、循環活用される【】の仕組みが構築されています。

A. デポジット

B. リユース 

C. リデュース

 

 ⑵近年では都市部を中心として最高気温の記録更新が相次いで、気温が上昇傾向にあります。気象庁では2007年4月から日中の最高気温が【】以上の日を猛暑日と呼んでいる。

A.35℃

B.10℃

C.20℃

 

 ⑶環境に優しい食生活の為には住んでいる場所の近くでとれたものを食べる【】が大切である。

A.旬産旬消

B.地産地消

C.一村一品

 

問い

答え

1

     B

2

     A

3

     B

 

環境の基礎知識をつける事が出来る!環境社会検定を受けるメリット!

 

就職や進学する際の印象アップ

環境社会検定は専門的な勉強というよりも、環境に関する基礎知識ばかりなので比較的取り組みやすい検定と言えます。

現在「環境問題」に関して日本だけでなく世界中が注目をしている事象な為、企業や大学でも環境社会検定の合格を単位として認定していたり、環境分野の講義に公式テキストを使っている学校も増えています。

「環境社会検定」は学生さんにとって、環境保全の取り組みのある会社へのアピール材料となるでしょう。

 

エコピープル支援事業ホームページかから、エコピープルに登録できる

検定合格者はホームページから登録する事が出来、エコピープルマークを名刺やブログなどで活用する事が出来ます。

ユーザーからの印象アップや、エコ活動に有効活用する事ができます。

 

企業の場合、社員の教育ツールとして

大和ハウス工業株式会社や株式会社セブンイレブンなど、大手の企業が社員の教育ツールとして「環境社会検定」を取り入れています。

社会貢献の一つとして環境問題対策を行い、環境に配慮した商品作りや活動などが企業に求められているのです。

植物由来のスニーカーや天然木のカッティングボード、エコカーなど地球に優しい商品が当たり前のように身の回りに増えてきました。

企業や社会人にとって、環境問題の正しい知識を得る事は当たり前の事になりつつあります。

「環境社会検定」はエコに関する試験・検定の中でも歴史が古く、これまでも知名度が高く簡単な検定として人気がありましたが、これから先、更に価値の高い検定となる事でしょう。

 

一人で!夫婦で!友達と!孫と!勉強しやすい検定

 2015年に作られたSDGs(17の目標)には「6、水・衛生の利用可能性」や「7、エネルギーへのアクセス」、「13、気候変動への対処」「15、陸域生態系、森林管理、砂漠化への対処、生物多様性」など環境と関わりが深いものが目標として掲げられています。環境問題を通してSDGsを理解する事が出来るので、是非このタイミングで勉強して頂きたい検定の1つです。

最初に記した通り、この検定の最年少合格者は9歳、最高齢合格者は86歳。まさに幅広く様々な世代の方が受験されている可能性に満ちた検定です。

お1人で趣味として取り組まれるのもよし、お子さんやお孫さんと一緒に勉強されるのもよし、環境に興味がある友達同士で対策するのも楽しいでしょう。

貴方も環境社会検定を受けてみませんか?

 

参考文献

・東京商工会議所:検定試験情報より

https://www.kentei.org/eco/