引越しに伴う電気の手続きを紹介!電力の停止・開始について
引越しが決まったら行う電気の手続きについて簡単に紹介します。電気は1ヶ月前~1週間前までに「旧住居の電気停止」と「新居の電気開始」の手続きを行う必要があります。手続きをしないと最悪の場合、旧住居の電気代を払い続けなければいけなかったり、新居で電気が使えなかったりするので、これから紹介する手続き方法を参考に早めに対応しましょう。
引越しが決まったらするべき電気の手続き
引越しが決まったら電気の手続きをしましょう。やることは大きく分けて2つです。それは「旧住居の電気停止」と「新居の電気開始」の手続きです。この手続きは一度に行うことができるので、現在契約中の電力会社へWEBまたは電話で連絡をしましょう。基本的に停止と開始の手続きはどの電力会社でも同様のため、手続きに必要な項目を次に紹介したいと思います。
なお、新居で使う電気を変更する場合は、契約中の電力会社ではなく、新しい電力会社へ連絡すれば旧住居と新居の手続きをしてくれます。
電気の停止・開始の手続き
まずは契約中の電力会社か新しい電力会社にて、WEBまたは電話で「引越しに伴い電気を停止したいこと」と「(継続の場合)新居でも引き続き電気を使用したいこと/(切り替える場合)新居で新しい電力会社と契約したいこと」を伝えましょう。この時、検針票・電気明細を手元に置いておくとスムーズに手続きが行えるので、おすすめです。
≪手続きに必要な項目≫
- お客さま番号
- 契約名義
- 電気を停止する住所
- 電気を最後に使う日
- 新居の住所
- 電気を最初に使う日
- 支払い方法(変更があれば)
※電力会社によって項目は多少異なります。※切り替える場合は個人情報なども必要になります。
いつ手続きするべきか?いつまでなら大丈夫か?
引越しの日程が決まったタイミングで連絡するのがベストです。電気の停止日と開始日が決まっていれば1ヶ月前からでも手続きが可能となります。最低でも1週間前に連絡すると良いでしょう。特に電気の開始はギリギリになると対応しかねるなど、電力会社によっては対応が異なるので早めに伝えると安心です。また、日程が変わった場合も電話連絡を入れるようにし、「入居してみたら電気がつかなかった」ということにならないようにしましょう。
なお、入居して電気がつかなかった場合は電力会社へ電話連絡をしてください。通電処理に3時間ほどかかる可能性はありますが、即時対応してくれます。※電力会社によっては受付時間外で電話が繋がらないこともあるので、その際は契約が変わってしまう恐れがありますが管轄の大手電力会社へ連絡するのも手です。
注意するべきポイント
■退去時の注意点
最終退出の際、ブレーカーを落とすことを忘れないようにしましょう。電力会社へ電力停止の手続きを行っているので大丈夫だとは思いますが、念のためブレーカーは落として退出すると良いです。但し、配管凍結の恐れがある寒い地域ではブレーカーを落としてしまうと凍結防止装置の電源まで切れてしまい配管が破裂することもあるため、安易にブレーカーを落とさず管理会社や大家さんに相談してください。
■新居での注意点
マンション等の集合住宅は、高圧一括受電という契約があります。これは電気をマンションで一括契約をしているため、個人で電力会社と契約できないことになります。電力停止・開始の手続きの際に確認することができますが、事前に確認したい場合は不動産会社や大家さんへ聞いておくと良いでしょう。
なお、電気は原則、退去時・入居時の立ち合いの必要がありません。立ち合いが必要な場合は電力会社から連絡がくるので、その際は対応しましょう。
引越しのタイミングで新電力に!
皆さん新電力って知っていますか?2016年から電力小売り全面自由化が始まり、様々な企業が電気事業へ参入しました。その為、今では数多くの電力会社が存在し、私たちは自分に合った電力会社を選ぶことができます。普段電気を使っているだけだと、なかなか考えることのない電力会社ですが、引越しというタイミングで電力会社の切り替えを検討するのも良いと思います。
新電力のプランには一人暮らしに適した電力プランやファミリーに適した電力プランがあり、最適な電力会社へ切り替えることで電気代を安くできたり、お得なキャンペーンに参加できたりします。
また、経済的なメリットのあるプランだけではなく、電気代の一部を地域や環境に寄付することで貢献できるプランも存在します。電力会社を変えるだけで、ただ電気を使うためにお金を払うのではなく、+αの価値を得ることができるのです。
電力会社の切り替えについては「乗り換えするなら覚えておきたい電力会社の選び方」をご参照ください。
以上で引越しに伴う電気の手続きについての解説は終了となります。電気は生活に重要なものなので、忘れずに手続きしましょう。