セラミックファンヒーターの電気代は高い?上手な使い方や節電方法を紹介
ファンヒーターといっても石油やガスなど様々な種類があります。今回は、電気を熱源としたセラミックファンヒーターについて解説します。電気代はもちろん、メリット・デメリットや節電のコツも併せて紹介します。
セラミックファンヒーターとは?
セラミックファンヒーターとは冒頭でも紹介した通り、電気を熱源としたファンヒーターのことを指します。似たようなもので電気ストーブがありますが、電気ストーブと違いファンが付いているため局部的に温めるのではなく空間に温風を送ることが可能です。
セラミックファンヒーターのメリット・デメリット
電気代を解説する前に、まずはセラミックファンヒーターのメリット・デメリットを紹介します。
メリット
比較的本体サイズが小さいものが多く、女性でも気軽に持ち運ぶことが可能です。また、石油ファンヒーターやガスファンヒーターと違い、熱源に電気を使用しているため燃料代がかからず、燃料を持ち運んだり補充したりといった手間もありません。さらに一酸化炭素中毒にならないよう、こまめに換気をする必要もありません。そして本体価格が安いものが多く、二台目として購入しやすい点もメリットです。
デメリット
対象物を局部的に温める電気ストーブと違いファンが付いているため、ある程度の範囲を温めることは可能ですが、エアコンと比較すると広い空間を温めるにはやや劣ります。また、温風を送るため空気が乾燥したり、ホコリが舞ってしまったりする点がデメリットです。
セラミックファンヒーターの電気代は高い?
電気を使用して温めるセラミックファンヒーターですが、気になるのは電気代ですよね。今回はアイリスオーヤマ(JCH-12TD4)で電気代を計算してみましょう。まず、電気代の算出方法は下記の通りです。※1kWh単価27円で計算
▶ 消費電力(W)×電力単価(27円)×使用時間÷1,000=電気代
アイリスオーヤマ(JCH-12TD4)の最大消費電力は1,200Wなので、計算してみると1時間あたりの電気代は32.4円となります。
他の暖房器具との比較
セラミックファンヒーターの電気代が分かったところで、他の暖房器具の電気代と比較してみましょう。
暖房器具 | 消費電力 | 1時間の電気代 |
セラミックファンヒーター | 1,200W | 32.4円 |
ホットカーペット(2畳用) | 500W | 13.5円 |
エアコン(6畳用) | 480W | 12.9円 |
こたつ | 180W | 4.8円 |
こうしてみると、セラミックファンヒーターは他の暖房器具よりも電気代が高いことが分かります。では、セラミックファンヒーターの電気代を少しでも抑えるにはどうしたら良いのでしょうか?
電気代を少しでも抑える方法
ここからは、セラミックファンヒーターを使用しながら節電をするコツを紹介します。
他の暖房器具と併用する
セラミックファンヒーターのみの使用だと、どうしても電気代が高くなってしまいます。なので、比較的電気代の安いこたつやホットカーペット、電気毛布などと併用しましょう。他の暖房器具の電気代はかかりますが、その分セラミックファンヒーターの電気代は抑えることが出来、トータルの電気代は安くなります。
省エネモードを使用する
室内の温度を感知して自動で温度を調整してくれる省エネモードが付いている製品もあります。省エネモードだと部屋を温めすぎることもなく、省エネ運転してくれるため節電に繋がります。
人感センサー付きを選ぶ
人の動きを感知して、人がいるときは電源ON、人がいなくなると電源OFF、といったように自動で電源をON/OFFしてくれる優れものです。この機能が付いていると、うっかり電源を切り忘れてしまうことがないため、電気代が高くなってしまうことを回避できます。
ピンポイントで使用する
広い部屋で使用すると、部屋の広さに対して暖房能力が足りないため、長時間運転する必要があります。そうなると暖房効率が悪いため、トイレや脱衣所など少し狭い部屋での使用や、デスクの足元などに使用するのがおすすめです。
今回はセラミックファンヒーターについて解説しました。様々な暖房器具があるので、それぞれのメリット・デメリットを理解し、上手に節電しながら寒い冬を乗り切りましょう。