サーキュレーターとは?電気代や扇風機との違いを解説!
近年、サーキュレーターに注目が集まっていますが、サーキュレーターと扇風機の違いはご存知でしょうか。今回はサーキュレーターの電気代や扇風機との違い、サーキュレーターの効果的な使い方を解説します。
サーキュレーターの1時間の電気代はいくら?
「サーキュレーターの電気代は安い」とよく聞きますよね。本当に安いのでしょうか。実際に計算して、1時間あたりいくらかかるのか確かめたいと思います。消費電力が25Wのサーキュレーターを1時間使用した場合、電気代は約0.68円になります。製品の性能によって電気代は多少異なりますが、1時間1円未満で使用できるのは安いと言っていいでしょう。
サーキュレーターとは?扇風機との違いはなにか?
サーキュレーターと扇風機は何が違うのか、疑問に思ったことはないでしょうか。そこで、サーキュレーターの仕組みに関して紹介します。サーキュレーターはパワフルな風を一直線に送る製品で、部屋の空気を循環させることができます。部屋の温度は上部と下部で温度差があるので、それを均一にするために使われるのがサーキュレーターです。また、換気にも適しており、窓を開けるだけでなく、サーキュレーターを一緒に使うことでより効率的に換気が行えます。
サーキュレーターと扇風機の違いを比較
前項でお伝えした通り、サーキュレーターは空気を循環させるのが目的です。それに対して、扇風機は人に涼しげな風を送ることを目的としています。そのため、目的が異なるのが大きなポイントです。その他にもサイズや風の強さなど違いがあるので比較してみました。
項目 | サーキュレーター | 扇風機 |
目的 | 空気循環 | 涼しい風を送る |
対象 | 部屋 | 人 |
サイズ | 羽が短くコンパクト | 羽が長く高さもあるためやや大きい |
風 | 横に広がらず真っすぐで強い | 広くひろがり柔らかい |
距離 | 風が強いため遠くまで届く | サーキュレーターほどは届かない |
同じように風を発生させる製品ですが、細かくみると数々の違いがあることが分かります。代用できる部分もありますが、特徴が異なることを理解しておきましょう。次はサーキュレーターの特徴を活かした節電方法に関して紹介します。
サーキュレーターで電気代を節約!効果的な使い方を紹介
さて、ここからは1時間の電気代が1円未満という圧倒的な安さを誇るサーキュレーターを一緒に使うことで、日頃の電気代がどれほど節約できるのかを紹介していきたいと思います。具体的には、エアコンの冷暖房や衣類乾燥で使う除湿機・浴室乾燥機を一緒に使用した時のサーキュレーターの効果を紹介します。
【暖房編】エアコンと併用すると電気代の節約に
空気の性質上、エアコンで暖められた暖気は上部へ集まり、下部に冷気が集まります。上部の暖気をサーキュレーターで撹拌することで部屋全体が暖まり、エアコンの設定温度を下げても暖かく感じられます。この時、サーキュレーターはエアコンと対角線上の端に置き、エアコンに向けて風を送ると効果的です。
ちなみに、エアコンの設定温度を1℃下げることで10%の節約になります。※環境省より
【冷房編】エアコンと併用すると電気代の節約に
暖気は上部へ、冷気は下部に集まるため、冷気をサーキュレーターで循環させるとより涼しく感じられます。この時サーキュレーターは、エアコンから出る冷気の真下に置き、向きはエアコンを背にして直線にすることがポイントです。こうすることで冷気が循環します。
ちなみに、設定温度を1℃上げることで13%の節約になります。※環境省より
衣類乾燥(除湿機・浴室乾燥機)に併用すると節約に
梅雨の時期や冬場は部屋干しをする機会が増えますよね。除湿機を使ったり、浴室乾燥機を使ったりして衣類を乾かしているのではないでしょうか。その時に一緒に使えるのがサーキュレーターです。洗濯物同士の隙間にサーキュレーターの風を送り込むことで、風通りが良くなり洗濯物の乾きが早くなります。ちなみに、除湿機の1時間あたりの電気代は5~18円ほど、浴室乾燥機の1時間あたりの電気代は34円ほどです。サーキュレーターを一緒に使うことで、乾燥時間が削減できれば節約になります。
いかがでしたか。サーキュレーターは万能で便利なのに電気代が本当に安いです。色々な家電と併用すれば節約にもなる素敵な家電なので、ぜひ皆さんも活用してみてください。