電気代が高くなる原因を調べてみた!安くするポイントも紹介

電気代は何が原因で高くなってしまうのでしょうか?今回は、電気代が高騰する原因や安くするコツをお伝えします。また、毎月の電気代平均も紹介するので、ご家庭の電気代と比較してみてください。

はじめに電気代の仕組みを知ろう!

電気代の原因を探る前に電気代の仕組みを簡単に説明します。電気明細を見ると、「基本料金」や「その他料金(再エネ賦課金・燃料調整費)」など色々と記載がありますが、重要なのは「使用量(kWh)×単価(円)」です。ご家庭で使う照明や家電製品の使用量が増えるほど電気代は高くなります。1ヶ月で何kWh使ったのか?先月と比べると何kWh増えたのか?を知ることでご家庭の電気代を見つめ直すことができます。

それでは本題である電気代高騰の原因を解説します。

電気代が高い原因はなに?原因を調べてみよう!

急に電気代が高くなると驚きますよね。漏電しているのではないか?メーターが故障しているのではないか?など不安に思ってしまいます。しかし、多くの場合はご家庭の変化によって電気代が高騰しています。まずはご家庭で電気代が高くなった原因はどこにあるのか調べてみましょう。

原因1.家電製品の導入

買い替えるのではなく、今ある家電製品に新しい家電製品が加わることで電気代は必然的に高くなります。最近はスマートスピーカーなどのIoT対応製品が増えてきています。自動で家電製品が連動するのは常にセンサーを待機させているからです。便利になる一方で電気代が増えてしまうことを理解しておきましょう。

原因2.家電製品の劣化

古い家電製品を使用しているご家庭は電気代が高くなりがちです。長持ちなのは良いことですが、どうしても新製品には劣ってしまいます。家電製品は日々進化しているので、消費電力の低さや省エネ技術は新しいものほど優れています。他の家庭より電気代が高いのは家電製品の劣化にあるかもしれません。

原因3.ライフスタイルの変化

子どもができたり、同居をしたり、家族が増えれば相対的に電気代も増えます。また、在宅勤務も電気代の高騰につながります。家にいる時間が増えるほど電気代が高くなるのは当然ですよね。ライフスタイルが変わると電気代も増えるので、その点は仕方がないと受け入れましょう。

原因4.季節によるもの

電気代は季節によって大きく変化します。1番電気代が高くなるのは「冬場」です。エアコンなどの暖房器具を使うため、どうしても電気代は高くなります。夏場もエアコンなどの冷風機で涼むため高くなりがちです。寒さや暑さを我慢するのは健康にも良くないので、節電しつつ上手く付き合っていくことが大切です。

以上のように原因を4つ挙げました。他にもあるかもしれませんが、原因を調べても異常なほど電気代が高い場合は、漏電やメーター故障の可能性もあるので、契約中の電力会社に確認してもらいましょう。

1年間の電気代を調査!電気代の高い月・安い月

先ほど原因4で解説したとおり、季節によって電気代は変わります。そこで毎月の電気代平均を調べてみたので、参考にしていただければと思います。※総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 第4-1表 より電気代抜粋

電気代は電気を多く使った月の次の月が高くなるので、冬場だと2月、夏場だと9月の電気代が高くなる傾向にあります。そして、電気代の差額をみると1番安い7月と1番高い2月を比べると4,500円も差があります。全国平均でみてもここまで差があるので、季節による電気代の高騰は仕方がないものだと受け入れるしかないですね。

それでもやはり電気代は安く抑えたいとお考えの方へ、電気代を節約する方法を紹介します。

電気代を節約するには?結局どうしたらいい?

電気代を安くするには、電気の単価などを「元から変える」か、使用量を減らす「地道な節電対策をする」かの2択だと考えます。まずは地道な節電対策から紹介します。

待機電力をカットする

実は待機電力は電気代の5%を占めています。年間でおよそ6,000円かかっているため、この待機電力をカットすることで電気代を安くできます。例えば、エアコンを使わない季節はコンセントから抜く、テレビは主電源から切るなどして待機電力をカットしましょう。また、節電タップも効果的です。プラグを抜かなくても電源を切ることができるので、手軽に行なえます。

家電製品を買い替える

原因2でも触れたとおり、古い家電製品は消費電力が高く、省エネ技術も最新の製品より劣ります。省エネに優れた製品を導入することで電気代は安くなります。但し、購入費用がかかるので家計の負担にならない程度で買い替えることをおすすめします。

電力会社を変更する

実は1番効果があるのは電力会社の変更です。2016年4月から電力が自由化され、新規参入の電力会社が多く出てきました。電力会社によって様々なプランがあり、単価の安いプランや基本料金の安いプランなど、選ぶのが難しいですがご家庭にあったプランにすることで確実に電気代が安くなります。電力を切り替えるだけで割引が適用されるキャンペーンなどもあるので、その辺りも含めて電力会社の変更をおすすめします。

最後に紹介した電力会社の変更は本当におすすめです。今よりも電気代を安くしたいなら、ぜひ試していただきたいです。毎日使う電気だからこそ、定期的に見つめ直すことが大切だと思います。