ドライヤーの電気代は安い?高い?

毎日使うものだからこそ、電気代が気になりますよね。この記事ではドライヤーの電気代について解説いたします。後半は美髪&節約にもなるドライヤーの使い方をご紹介します。

ドライヤーの電気代はいくら?

一般的なドライヤーの電気代は1回の使用で5.4円ほどです。この電気代の計算はドライヤーの消費電力や使用時間などを仮定して計算したものです。皆さんの使っているドライヤーの種類や使用時間によって異なりますので、ここからは実際にドライヤーの電気代を計算してみようと思います。

ドライヤーの電気代を計算

ドライヤーの電気代の計算式は以下の通りです。

◆ドライヤーの電気代=消費電力×使用時間×電力単価

それでは実際に計算してみましょう。

・消費電力:1200W

(1kWに換算するため1200W÷1000Wをする)

・使用時間:10分

(1時間に換算するため10分÷60分をする)

・電力量単価:27円

(1kWhあたり27円 新電力料金目安単価 全国家庭電気製品公正取引協議会より)

上記より、ドライヤーの電気代=1.2×0.167×27=5.4円となります。

 

いかがでしょうか。意外と簡単に電気代を求めることができました。みなさんが使っているドライヤーにも消費電力が記載されているので、消費電力と実際の使用時間を当てはめて計算してみてください。

ドライヤーをメーカー別で比較

各種メーカーの最新機種を基に、消費電力・本体重量・最大風量・温風温度を比較します。

メーカー/製品名 消費電力 本体重量 最大風量 温風温度
Dyson/Supersonic Ionic 1200W 697g 2.4 m³/分 通常時の最高使用温度:100℃(弱風と高温の組み合わせで使用した場合)
Panasonic/ナノケア EH-NA0E 1200W 580g 1.3㎥/分 ホット時:125℃(ドライ・室温30℃の時)
スカルプモード時:60℃(室温30℃の時)
Nobby by TESCOM/プロフェッショナル NIB3001 1300W 800g NIB2000の1.5倍 110℃(周囲温度30℃の場合。DRY-HIGHのときの温度)
SALONIA/スピーディーイオン SL-013 1200W 495g 2.3㎥/分 約80℃(TURBO・室温30℃・ノズル装着なし)
約103℃ (TURBO・室温30℃・ノズル装着時)
SHARP/プラズマクラスター IB-MP9 1200W 580g 1.8m³/分 約115℃(ホット/ドライ運転時 室温30℃)

5社の製品をみても消費電力にあまり差がないことがわかります。ということは、ドライヤーの電気代は消費電力によるものではなく、使用時間によるものだと言えます。早く乾かす分だけ電気代は抑えられるということですね。

美髪にもなれる!電気代を節約する乾かし方

先ほどもお伝えしましたが、ドライヤーの電気代は使用時間によって変わります。そのため、ここからは時短になる乾かし方を解説いたします。4つのポイントとちょっとした豆知識をお伝えします。

1.タオルドライをする

1番始めにして欲しいことは「タオルドライ」です。ドライヤーを使う前に、髪の毛の水分をしっかりとタオルに吸収させることが大切です。しかし、髪の毛同士やタオルで摩擦を起こすようにゴシゴシしてはいけません。髪の毛が傷んでしまいます。

正しい乾かし方は、髪の毛の根本から順に乾かし毛先は最後です。根本の部分はタオルでしっかりと乾かし、毛先は摩擦を起こさないようにタオルに吸収させるイメージで行いましょう。水分が毛先から滴り落ちなければOKです。ポタポタ滴っている時にドライヤーを使って乾かすより、確実に時短になります。また、髪の毛にドライヤーの熱を当てる時間も短くなるので、髪の毛にかかるダメージも少なくなります。

2.湿った所でドライヤーをしない

浴室からあがって脱衣所でドライヤーをする方が多いと思いますが、脱衣所は浴室と隣り合っているため湿っている場合が多いです。湿気があるということは水分を蒸発させて乾かすドライヤーに向いていません。浴室から出たらすぐに扉を閉めて、脱衣所を湿らせないようにするか、湿気のない部屋でドライヤーをすると良いでしょう。

3.タオルをしながら乾かす

ドライヤーを使って乾かすときの時短ポイントがあります。それは乾いたタオルを頭に被せ、その上からドライヤーをするということです。こうすることで、蒸発した水分が乾いたタオルにすぐ吸収されるので、乾かす時間が短くなります。程よく乾いたらタオルを取って根本部分をしっかり乾かしましょう。ここでのドライヤーは毛先が完全に乾く一歩手前まででOKです。パサパサになる一歩手前がポイントです。

4.仕上げは冷風(COLD)モード

仕上げは冷風モードで乾かしましょう。冷風モードで髪の毛全体に風を当てて熱を冷ましましょう。この時に毛先も完全に乾かしましょう。この冷風モードは電気代が通常の10分の1という安さなので、冷風モードを使うことで確実に電気代は安くなります。また、冷風で仕上げることでキューティクルが絞まり、髪の毛にもとても良いです。

〈豆知識〉コンセントから抜かなくても良い!?

美髪に関係ありませんが、実はコンセントを差しっぱなしにしても、電気代は変わりません。なぜならドライヤー自体でスイッチをON/OFFするため待機電力がかからない(ほぼ0W)仕組みになっているからです。そのため電気代のみを考える場合、コンセントに差しっぱなしでもOKです。しかし、火事の心配がありますので、その点を考えると都度プラグを抜き差しした方が良いかもしれませんね。

ドライヤーに関する解説は以上となります。綺麗な髪を保つためにもドライヤーは効率的に使用しましょう。そして、髪の毛のためにも、電気代のためにもできるだけ早く乾かすようにしましょう。