ホットカーペットの気になる電気代と節約方法を解説!
冬は電気代が高くなりがちですよね。その電気代を上げる原因の1つとして考えられるのがホットカーペットです。皆さん、1ヶ月でいくら電気代がかかっているかご存知でしょうか?この記事ではホットカーペットの電気代や他の暖房器具との比較、節約方法も紹介していきます。
ホットカーペットの電気代はいくら?
ホットカーペットは、カーペットの内部に電熱線が織り込まれているので、電気を流すとそれが発熱して暖かくなるという仕組みです。電気代はこの電気を流す時に「消費される電力」とそれを「何時間使っているか」と「電気の単価」によって変わります。それでは気になる電気代をみてみましょう。
サイズ | 1時間 | 1日(8時間) | 1ヶ月(30日間) |
1畳 | 2.6円 | 20.9円 | 628円 |
1.5畳 | 3.2円 | 26.3円 | 789円 |
2畳 | 5.8円 | 46.4円 | 1,393円 |
3畳 | 6.5円 | 52.7円 | 1,581円 |
※アイリスオーヤマ 電気ホットカーペット 単品 IHC-H 全4サイズ 温度:中 より算出
※電気の単価:27円で算出
1番大きい3畳サイズのホットカーペットの電気代をみても、1時間で6.5円です。1日使用しても52.7円、1ヶ月使用しても1,581円です。この電気代は果たして高いのでしょうか?安いのでしょうか?正直、あまりピンとこないと思います。
そこで次は、他の暖房器具と比べてみてみましょう。
暖房器具を比較してみよう
ホットカーペットとの比較として、エアコン・ファンヒーター・こたつの電気代を解説します。
暖房器具 | 1時間 | 1日(8時間) | 1ヶ月 |
エアコン(8畳) | 17円 | 136円 | 4,080円 |
ファンヒーター(6畳) | 18~32円 | 144~256円 | 4,320~7,680円 |
こたつ(幅105×奥行70) | 2.2~4.3円 | 17.6~34.4円 | 528~1,032円 |
ホットカーペット(1畳) | 2.6~3.6円 | 20.8円~28.8円 | 624~864円 |
※こたつのサイズ合わせてホットカーペット1畳で算出
※電気の単価:27円で算出
ホットカーペットはエアコンやファンヒーターより電気代が安く、使い方によってはこたつよりやや高いということが分かりました。ホットカーペットとこたつの電気代にあまり差がないので、どちらの方がお得というのは一概に言えないと思います。そこで次に、ホットカーペットとこたつのメリットとデメリットを見て比較していきます。
ホットカーペットとこたつをメリット・デメリットで比較
電気代にはあまり差がなかった2つの暖房器具を、メリットとデメリットを出して簡潔にまとめてみました。
ホットカーペットのメリットとデメリット
まずはホットカーペットのメリットとデメリットをみています。
◆メリット
・直接身体に触れるので、実際の温度よりも体感温度が高い
・掃除機やコロコロで掃除ができるのでラク
・初期費用が安く済む
・電気代が安い
◆デメリット
・ダニが発生しやすい
・低温火傷の恐れがある
・室内全体を暖めることはできない
こたつのメリットとデメリット
次にこたつのメリットとデメリットをみていきます。
◆メリット
・こたつ自体がテーブル代わりになる
・家族が集まる団欒の場所になる
・電気代が安い
◆デメリット
・布団を洗うのが面倒
・こたつの中の臭いが気になる
・室内全体を暖めることはできない
それぞれ比較しましたが、どちらにも良し悪しがあるので、部屋の雰囲気や広さに合ったものを選ぶのが良いと思います。
それでは最後にホットカーペットの電気代節約の方法をご紹介します。
ホットカーペットの電気代を節約する方法
月々の電気代が1,500円程度(3畳目安)といっても、節約はしたいですよね。ここからは簡単にできる節約のポイントを紹介します。
断熱シートを使う
断熱シートは一度購入すればずっと使えるので、コストパフォーマンスが高いです。断熱シートはホットカーペットの下に敷くだけで、床からの冷気を遮断してくれる優れものです。ちなみに3畳サイズだと2,000円程度で購入ができます。
範囲を調節する
ホットカーペットには半分だけ暖めたり、3分の1だけ暖めたりすることができます。半分カットすれば、電気代も半分程度カットでき、3分の2カットすれば、電気代も3分の2程度カットできます。使わない範囲を切っておくことで簡単に節電ができます。
毛布を使う
すごく簡単ですが、ホットカーペットと毛布の間に入るだけでとても暖かいです。ホットカーペットの熱を毛布で覆うことで、熱がこもり、暖かくなります。気持ち良くなるので、寝落ちには注意です。
他の暖房器具と併用する
ホットカーペットは足元しか暖めることができません。冬本番はやはりエアコンやファンヒーターなどの暖房器具が必須になってくると思います。そこで併用するのがホットカーペットです。ホットカーペットは一部のみを暖めるので、室内全体を暖める暖房器具と相性がとても良いです。
例えばエアコンと併用すると、ホットカーペットによる体感温度の上昇に伴い、エアコンの温度を下げても暖かいと感じることができます。ちなみにエアコンの温度を1度下げると10%の節電効果があると言われていますので、是非試してみてください。
以上で「ホットカーペットの気になる電気代と節約方法」の解説は終わりになります。部屋が寒いままだと、体内の熱を外へ逃がさないようにするため、血管が収縮するそうです。血管が収縮すると血液の流れが悪くなり、心筋梗塞や脳梗塞になる恐れもあるので、電気代の節約のために暖房器具を使わないという手段はやめましょう。今回紹介した節約方法を実践して暖房器具を上手に使ってみてくださいね。