アイロンの電気代解説!種類別の特徴や節約になる上手な使い方も紹介
洋服のシワを伸ばすのにかかせないアイロン。何気なく使っていますが、どのくらい電気代がかかっているかご存じですか?今回はアイロンの種類と特徴、電気代と賢い節電方法まで紹介します。
まずはアイロンの種類と特徴
電気代の前に、アイロンの種類と特徴を解説します。アイロンはドライアイロン、スチームアイロン、衣類スチーマーの3種類に分かれています。次に、それぞれの特徴を解説していきます。
ドライアイロン
ドライアイロンは、高温の熱と手の押す力でしっかりとプレスするため、頑固なシワも伸ばすことができます。ドライアイロンを使用すると、しなやかでハリのある仕上がりになります。ワイシャツやハンカチなどに使われている綿・絹・麻などの素材やポリエステル等の化学繊維でできているものはドライアイロンが向いています。基本的に霧吹きを併用するものなので用意が必要です。
スチームアイロン
スチームアイロンは、高温の蒸気を噴出しシワを伸ばしやすくします。スチームアイロンを使用するとふんわりとした仕上がりになり、シワを伸ばす以外にも衣類についた臭いを取ることも可能です。スチームアイロンはニット素材やウールなど起毛性のある素材に向いています。
衣類スチーマー
衣類スチーマーは、ハンガーにかけたまま使用ができるためアイロン台の必要がありません。お出かけ前にササっとかけることもできますし、デリケートな生地やおしゃれ着などにも使えます。コンパクトサイズのものが多いため、たくさんの量をかける場合には向いていません。
アイロンの電気代
前述したとおりアイロンは3種類に分かれてはいるものの、消費電力は同程度なので電気代にあまり差がありません。製品によって多少異なりますが消費電力は1,000W程度のものが多いです。
1,000Wの電気代はどのくらいか、使用時間毎の電気代を見てみましょう。
※電気代は27円/kWhにて計算
10分使用 | 30分使用 | 1時間使用 | |
アイロン(1,000W) | 約4.5円 | 約13.5円 | 約27円 |
10分使用しても約4.5円しかかかりませんが、少しでも電気代は抑えたいですよね。
アイロンの節電方法
アイロンは少しの工夫で節電することができます。節電方法を3つ紹介するので、明日から実践してみてください。
まとめてかける
アイロンは電源を入れてから温まる間にも電気代がかかります。ですので、毎日ちょこちょこアイロンをかけるのではなく1週間に1回など、アイロンはまとめてかけてしまいましょう。使用頻度を下げれば、その分節電することが可能です。
アイロンをかける順番
アイロンを効率よくかけるには、衣類の特性も知っておきましょう。下記の通り、衣類の素材によってシワを伸ばしやすい温度が異なります。
低温・・・アクリルやポリウレタン
中温・・・ウールやナイロン
高温・・・綿や麻
アイロンは電源を入れてから温まるまでに少し時間がかかります。徐々に温度が上がっていくことを利用して「低温でも良い衣類」→「中温でも良い衣類」→「高温でも良い衣類」の順番を意識してアイロンをかけましょう。そうすることによって効率よくアイロンがけができ、使用時間も短くなって節電に繋がります。
アイロン台をかえる
アイロン台はアルミ素材ものを選びましょう。アルミは熱伝導率が良いため、衣類にしっかり熱が伝わり、効率よく短時間でアイロンをかけることが可能です。
シワ自体を減らす方法
ここまではアイロンの節電方法を紹介しましたが、ひと工夫するだけでシワがつきにくくなり、アイロン自体を使わなくても良い方法があります。
洗濯時にひと工夫
みなさんは洗濯機を回すとき、衣類を入れてあとは洗濯機におまかせの方が多いのではないでしょうか?洗濯時にシワをつきにくくするコツは、水量と脱水の時間です。水量は自動設定の量よりも多めに設定しましょう。そうすることによって衣類同士の絡まりが減り、シワもつきにくくなります。また、脱水時にいちばんシワがつきやすいので、脱水時間も短めに設定してシワを防ぎましょう。
シワがつきにくい干し方
次は、シワのつきにくい干し方を紹介します。脱水が終わったらすぐに取り出しましょう。ワイシャツやブラウスなどはハンガーを使い、ボタンを留めて干しましょう。襟は立てて干すのがポイントです。また、パンツはウエスト部分を下にして干すとウエスト部分の重みで引っ張られるため、シワがつきにくくなります。しかし、パンツの素材によってはできない場合もあるので、衣類についているタグの洗濯表示を確認してから行ってください。
いかがでしたか?今回はアイロンの電気代と節電方法を紹介しました。明日からできる節電方法ばかりなので、みなさんもぜひ実践してみてください。