換気扇の電気代は安い!?換気扇を使うメリットも紹介
換気扇の電気代は24時間つけっぱなしにしても1~18円ほどです。換気扇はキッチンやトイレ、浴室など複数の場所にあるので、それぞれの電気代や換気扇を使うメリット、節電するポイントについて紹介します。
換気扇の電気代は安い?
換気扇の電気代が安いのはご存知でしょうか。換気扇を動かすための電力は2~30Wほどのため、単純に換気扇の電気代を計算すると、1日つけっぱなしにしても1~18円ほどしかかかりません。他の家電製品に比べても圧倒的に安いといえます。
換気扇には種類があり使われる場所も違うので、ここからは各場所で使う換気扇の電気代を分けて調べてみたいと思います。
キッチンの換気扇
キッチンの換気扇はコンロの上部に備え付けてあり、最近はフラットなレンジフード型が多くなっています。また、プロペラが回る換気扇を使っている家庭もいると思いますので、別々に電気代を調べてみました。
レンジフード型 | プロペラ型 | |||||
消費電力(W) | 24時間(円) | 1ヶ月(円) | 消費電力(W) | 24時間(円) | 1ヶ月(円) | |
強 | 28.5 | 18.5 | 554.0 | – | ||
中 | 11.5 | 7.5 | 223.6 | – | ||
弱 | 8.0 | 5.2 | 155.5 | – | ||
常時 | 5.0 | 3.2 | 97.2 | 25 | 16.2 | 486 |
どちらも1ヶ月つけっぱなしで使ったとしても555円未満と安いことが分かります。また、キッチンは料理をする時に使うため常につけているというより、料理中とその後の臭い残りを取るために使うことが多いと思います。そのため、実際はここまで電気代はかかっていないと思います。※1kWhあたり27円 ※Panasonic FY-60DWD4-S、FY-25PH5より引用
トイレの換気扇
トイレには窓がついている場合とついていない場合で換気扇の使い方が多少異なると思います。窓がついている場合は、トイレに入った後に5分程度換気扇を回して臭いなどを取るために使うことが多いと思います。窓がついていない場合は空気がこもらないよう24時間換気をしていると思いますが、トイレの換気扇も種類があるので別々で電気代を調べてみました。
浴室換気乾燥機(換気機能のみ抜粋) | 天井埋込形換気扇 | |||||
消費電力(W) | 24時間(円) | 1ヶ月(円) | 消費電力(W) | 24時間(円) | 1ヶ月(円) | |
換気(強) | 25.5 | 16.5 | 495.7 | 9.3 | 6.0 | 180.8 |
換気(弱) | 19.5 | 12.6 | 379.1 | 2.6 | 1.7 | 50.5 |
24時間換気 | 19.5 | 12.6 | 379.1 | – |
※1kWhあたり27円 ※Panasonic FY-08PFRY9VD、FY-17J8Vより引用
浴室の換気扇
浴室の換気扇は浴室換気乾燥機型と天井埋込形換気扇型があります。浴室乾燥機型は暖房や乾燥、冷風など機能が様々ありますが、今回は換気機能のみ抜粋して紹介します。
パイプファン | 天井埋込形換気扇 | |||||
消費電力(W) | 24時間(円) | 1ヶ月(円) | 消費電力(W) | 24時間(円) | 1ヶ月(円) | |
強 | 2.7 | 1.7 | 52.5 | 9.3 | 6.0 | 180.8 |
弱 | 2.0 | 1.3 | 38.9 | 2.6 | 1.7 | 50.5 |
※1kWhあたり27円 ※Panasonic FY-13UG7E、FY-17J8Vより引用
換気扇を使うメリット
換気扇をつけることで汚れた空気が外に出ていきます。それが換気扇の最大のメリットですが、まだまだ換気扇を使うことで得られるメリットは他にもあります。ここからは換気扇の3つのメリットを紹介します。
メリット①カビの発生を防ぐ
特に浴室ではよく聞きますが、水滴が残っているとカビが発生しやすくなります。毎日のように水滴を拭き取るのは大変なので、浴室乾燥機や換気扇などで換気をして水滴を無くすとカビの発生を防ぐことができます。
メリット②嫌な臭いを取り除く
換気扇は汚れた空気を取り除くので、嫌な臭いも同時に取り除きます。料理中は特に臭いが出るので換気扇を使うと思いますが、たばこの臭いなども取ってくれるので室内の臭いが気になるときは換気扇をつけると良いでしょう。
メリット③花粉や黄砂なども換気する
花粉が飛ぶ時期や黄砂が飛ぶ時期にも換気扇をつけることをおすすめします。窓を思いっきり開けるのに抵抗が出てくる時期でも換気扇をつけることで、室内の空気と外気の新鮮な空気を入れ替えることができます。そのため、花粉や黄砂の時に換気扇を使うのは効果的です。
節電するポイント
今まで紹介したように換気扇は意外と便利で使える製品です。また換気扇の電気代は安く、つけっぱなしにしてもそこまで電気代がかかる製品でもありません。しかし、少しでも電気代を抑えたいという方もいると思うので、ここからは換気扇を節電するポイントを紹介します。
閉め切って換気扇を使う
浴室は特に湿度が高いので閉め切るようにしましょう。そうすることで湿度を他の部屋へ逃がすことなく換気することができます。トイレや部屋で換気扇を使う場合もできるだけ閉め切ることで効率よく換気できるので節電につながります。
掃除を怠らない
換気扇は天井や上部に取り付けてあるため、掃除が面倒でサボりがちになります。しかし、掃除をしないと埃が溜まり、換気扇の効率低下につながってしまいます。そうならないためにも換気扇の掃除はこまめに行うようにしましょう。キッチンは油汚れもあるので定期的にフィルターを交換したり、油汚れを拭き取ったりすることで効率低下を防げます。トイレや浴室は掃除機で埃を取り除くと良いです。掃除機が面倒な場合はフィルターを別途つけて、交換するだけにするのも手ですね。
今回は換気扇の電気代などを紹介しました。換気が大切な時代だからこそ、換気扇を効果的に使って気持ちの良い生活を送りましょう。