3人家族や4人家族だと電気代はいくら?ファミリー世帯の電気代事情

毎月支払っている電気代は世帯人数や住宅環境によってどのように変化するのでしょうか?今回は、人数別の電気代平均や節電方法など、詳しく解説していきます。

ファミリー世帯の電気代平均

ファミリー世帯の電気代平均は一体いくらなのでしょうか。政府統計の家計調査(2020年度)を参考に、3人家族の場合と4人家族の場合の電気代平均を紹介します。

3人家族と4人家族の電気代

家計調査の結果によると3人家族の場合の電気代平均は約10,932円、4人家族になると電気代平均は約11,788円となっています。1人暮らしから2人暮らしになると電気代が約1.6倍増えますが、3人家族から1人増え4人家族になっても電気代は約1.1倍とそこまで大きく電気代が増えることはありません。

季節別の電気代

ここまで紹介した電気代は年間平均なので、もちろん季節によって差があります。ここからは、季節ごとの電気代平均を解説します。

人数別の電気代は下記表のとおりです。

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
3人家族 ¥12,336 ¥13,360 ¥13,653 ¥12,515 ¥10,826 ¥9,282 ¥8,654 ¥9,792 ¥11,448 ¥10,473 ¥9,308 ¥9,533
4人家族 ¥13,678 ¥14,595 ¥14,713 ¥13,331 ¥11,609 ¥10,190 ¥9,418 ¥10,711 ¥12,473 ¥11,036 ¥9,781 ¥9,925

生活スタイルによって差は出るものの、冷暖房をよく使用する夏や冬は電気代が高くなりがちです。

住宅環境別の電気代

ここまでは、世帯人数や季節別の電気代について解説してきました。

戸建てやマンション、またオール電化住宅の場合はどのように電気代が変動するのか気になる方も多いのではないでしょうか。そんな疑問にお答えします。

 集合住宅と戸建ての電気代

一般的に集合住宅よりも戸建ての方が電気代は高くなる傾向にあります。それにはいくつかの理由が挙げられます。まず、①集合住宅よりも専有面積が広い場合が多いこと、②断熱性の差で暖房等の消費電力が異なる、という点です。それぞれ解説していきますね。

・集合住宅よりも専有面積が広い場合が多い

一般的に戸建ての方が、部屋の数が多いことや面積が広いこともあり、その分暖房器具などの家電製品の数も増えるため、電気代は高くなる傾向にあります。

・断熱性の差で暖房等の消費電力が異なる

集合住宅の場合、上下左右が部屋で囲まれているため断熱性が高い傾向にあります。断熱性が高いと、エアコンなどの冷暖房器具によって適温に保たれている室温が外に逃げにくいです。そのため、必要以上に電力を消費しなくて済み、電気代が抑えられます。

オール電化住宅の場合

オール電化住宅の場合、料理をするときやお風呂を沸かすときに使用するガスをすべて電気でまかなっています。ですので、月々のガス代はかかりませんがその分の電気代が増えます。

一般的には、電気代とガス代を合わせた金額よりもオール電化住宅の電気代のみの方が金額は安くなります。しかし、オール電化専用の電力プランは日中の電気代が高く設定されているので、日中よく電気を使う方は少し注意した方が良さそうですね。

電気代を少しでも抑えるには?

ファミリー世帯の電気代節約方法

ファミリー世帯の節電方法といっても、1人暮らしや2人暮らしなどとやることは変わりません。小さなことからコツコツと節電していきましょう。

電気代の節約方法は下記サイトにて詳しく解説していますので、ぜひ実践してみてください。

https://reitechjp.com/power-saving/setuyaku/

電力会社・プランの変更

自分の生活スタイルに合っていない電力プランを契約していると無駄な電気代を支払っていることもあります。一度月々支払っている電気代や契約している電力会社、プランを見直してみましょう。電力会社やプランを変更するだけで電気代が下がった、なんてことも十分にあります。

 

いかがでしたか?今回は3人家族、4人家族の電気代を紹介しました。節電はエコにも繋がります。家計にも地球にも優しい快適な生活を送りましょう。