省エネ家電を購入する際に気を付けたいポイントを紹介!
省エネ家電といえば、消費電力量が少なく電気代が安くなることが大きなメリットですよね。
今回は省エネ家電を選ぶポイントと補助金などについて紹介します。
省エネ家電を使うメリットは?
家電製品を使う時に気になるのが電気代だと思います。電気代は「使用量」と家電製品自体の「消費電力」によって決まります。そのため、異なる製品を同じ時間使用すると製品の消費電力が低い方が電気代は安くなるのです。
つまり、省エネ家電はエネルギー消費を抑えた製品のため、消費電力が少なく、結果的に電気代が安くなるということです。
10年前との比較
家電製品の省エネ技術は年々進化しており、10年前の製品と比べると電気代が半分以上減っている製品もあります。
資源エネルギー庁の発表によると、照明器具は10年前に比べ86%も電気代が安くなっています。これは主に一般的な電球からLED電球に変えることでここまで安くなるそうです。
その他にも電気冷蔵庫は-43%、温水洗浄便座-33%、テレビは-32%、エアコンは-4%と製品によって差はあるものの電気代が安くなっているのがわかります。
古い家電から新しい省エネ家電に買い替えることでここまで電気代が下がるのですね。
省エネ家電を選ぶポイント
さて、本題の省エネ家電の性能を見分けるポイントですが、それはグリーンのラベルにあります。このラベルは「省エネルギーラベル」「統一省エネルギーラベル」「簡易版統一省エネルギーラベル」の3種類に分かれており、カタログに記載されています。他にも製品本体や、店頭のステッカーにも記載されていることがあります。
JIS規格によって導入された「省エネルギーラベリング制度」は、省エネ性能を上げるためのトップランナー制度(目標基準)をクリアしているか?などが記載されています。
次に、この3種類のラベルに関して分かりやすく紹介します。
1.省エネルギーラベル
①省エネ性マーク
グリーンやオレンジの「e」マークが省エネ性マークです。グリーンは目標基準100%以上を表しており、オレンジは目標基準の100%未満であることを表しています。
②省エネ基準達成率
目標基準をどれほどクリアしているかを%で表しています。数値が高いものほど優れています。
③エネルギー消費効率
製品ごとの測定基準で得られた数値を通年のエネルギー消費効率として表したり、年間消費電力量としてkWh/年で表したりしています。
④目標年度
目標基準をクリアするべき年度のことです。製品によって異なります。
2.統一省エネルギーラベル
①年度
このラベルが何年度のものかを表しています。
②省エネラベル
1.で紹介した省エネルギーラベルと同じ内容が記載されています。
③年間の電気料金目安
年間のおよその消費電力量を表しています。この電気料金は新電力料金目安単価より計算されています。
④多段階評価
☆マークで表示されているもので、省エネ性能を5段階で評価しています。そのため、☆が多いほど省エネな家電と言えます。また、☆マークの下には省エネ目標達成率が分かりやすいようにオレンジと緑のメーターがあります。
3.簡易版統一省エネルギーラベル
簡易版は、統一省エネルギーラベルの簡易版になります。簡易版は多段階評価がないだけで、その他は統一省エネルギーラベルと変わりありません。
知っておきたい補助金について
皆さん意外と知らないかもしれませんが、省エネ家電を購入すると補助金やポイントなどで還元される場合があります。なぜ省エネ家電を買うだけで還元されるのか?それは省エネ家電を使うことで消費電力を下げることができ、電力の圧迫を防ぐことができるからです。また、電力を作る工程で化石燃料などを燃やすこともあるので、地球環境を守ることにも繋がります。
補助金は、地方自治体によって対象製品や制度が異なり、実施している地域とそうでない地域があります。例えば現在行っているものだと「東京ゼロエミポイント」という都民向けの事業があります。東京ゼロエミポイントはエアコン、冷蔵庫、給湯器を対象としており、その中でも統一省エネラベルが☆4つ以上であることや、省エネ基準達成率が100%以上であることなど細かく決められています。※2021年5月現在
省エネ家電を購入する際は、自分の地域が対象なのか?購入予定の製品は対象なのか?調べてみると良いでしょう。
いかがでしたか。これから省エネ家電を購入する方は、今回お伝えした省エネラベルを参考にしてみてくださいね。また補助金に関しても1度調べてみることをおすすめします。