低温調理器の電気代っていくら?タイプ別の特徴や、メリット・デメリット、電気代も比較してみました。
低温調理器の種類
低温調理器
低温調理器とは水分が逃げださないよう50~70℃程度の温度でじっくり加熱し、素材の旨味を保持したまま柔らかく仕上げる調理機器です。
電気圧力鍋
電気圧力鍋とは時間のかかる煮込み料理を通常よりも高い温度と圧力で調理するため短時間で調理することが可能な調理機器です。
スロークッカー
じっくりと食材に熱を通すことができる電気加熱式の鍋型調理器です。
沸騰ギリギリの温度をキープし食材を煮崩れさせることなく料理を仕上げることができるため、食材に味を染み込ませやすいのが特徴です。
低温調理器の電気代はいくら?各社製品を比較!
低温調理器の電気代は一体いくらなのか?実際に比較してみました。
(使用時間:1時間 電気代の単価:27円)
商品名 |
W数 |
料金 |
一か月の料金 |
参考価格 |
BONIQ2.0低温調理器 |
1000w |
27円 |
837円 |
¥22000 |
アイリスオーヤマKPC-MA電気圧力鍋 |
1000w |
27円 |
837円 |
¥24390 |
ヘルシオ ホットクックKN-HW24F |
800w |
21.6円 |
669.6円 |
¥55800 |
低温調理器のメリット・デメリット
低温調理器のメリット
1.しっとり柔らかく仕上げることができる
タンパク質の破壊や水分の放出を防ぐことができるため、しっとり柔らかく仕上げることが可能です。
2.健康に良い
お肉やお魚を100℃以上の高温で調理すると“AGEs”という物質が発生し摂取すると生活習慣病のリスクが高まったり、老化や体調不良の原因になります。
しかし低温で調理できる低温調理器を使用すれば健康にも良いということです。
3.手間がかからない
温度と時間設定をした後は基本的に放置で大丈夫です。
火を使わないのでつきっきりにならず安心して他の家事や仕事ができます。
低温調理器のデメリット
1.時間がかかる
低温でじっくりと時間をかけて熱を加える調理法なため、一般的な調理方法より時間がかかる場合があります。
2.深めの鍋が必要
一般的な鍋だと縦の長さが足りなく、低温調理器を挟むことができないため深さのある鍋を用意しなくてはいけません。
電気圧力鍋のメリット・デメリット
電気圧力鍋のメリット
1.機能が豊富
基本の「圧力調理」以外にも、食材からでる水分を利用して調理する「無水調理」、沸騰手前の温度を保ちながら調理する「スロー調理」、「炊飯」、「蒸し調理」など様々な機能が搭載されています。また調理完了後に便利な「あたためなおし」や「保温」機能がついているものもあります。
2.手間がかからない
低温調理器と同様、調理中の立ち会いが不要です。
電気圧力鍋のデメリット
1.置き場所が必要
本体が大きいためキッチンのスペース確保が必要になります。
またコンセントがあるところでないと置けないので置く場所の確保と商品のサイズを確認の上ご購入をおすすめします。
2.お手入れが大変
フタや、細かいパーツ、パッキンなどが多いため、全て外して洗うのが大変です。
汚れを放置してしまうと故障の原因にもなるので必ずお手入れが必要になります
3.ほかの家電と同時に使用する際に注意が必要
電気圧力鍋は電気を使用するため、ほかに家電を使用している場合はブレーカーが落ちてしまうことがあります。
スロークッカーのメリット・デメリット
スロークッカーのメリット
1.煮崩れしにくい
沸騰しないギリギリの温度で煮込むことによって食材が煮崩れしにくく、味の染みた煮込み料理を作ることができます。
2.電気圧力鍋より値段が安い
電気圧力鍋は多機能ではあるものの、値が張ってしまいます。
スロークッカーはシンプルな機能のものであれば5000円前後で購入できます。
スロークッカーのデメリット
1.料理の完成まで時間がかかる
低温調理をするため、料理の完成に時間がかかります。
すぐに料理を完成させたい時には使えません。
2.食中毒に注意
気温が高い季節は食材が腐りやすいので、冷蔵庫にしまえないスロークッカーの中身も腐る可能性があります。
夏場などは保温機能をなるべく使わず調理後は早めに小分けにして冷蔵庫に保存するなど対処が必要です。
3.電気代がかかる
スロークッカーで調理する場合、レシピによって異なりますがビーフシチューやおでんなどは約8時間の調理時間がかかります。
電気調理鍋などに比べて調理時間が長い分、電気代も高くなります。
低温調理器の節約方法
1.保温性の高い鍋を使用する
温度を逃がしにくい鍋を使用することで電気代の節約に繋がります。
2.調理中に蓋をする
低温調理器の使用中は鍋蓋を使用することができません。
例えばラップやアルミホイルなどを蓋代わりに使用することで、熱の逃げ道を塞ぐことができます。
3.始めからお湯を使う
低温調理器で一番電力を使う場面は温め始めてから設定温度になるまでです。
設定温度に近いお湯を用意した上で調理を始めると電気代の節約になります。
今回は低温調理器の電気代や様々な特徴について解説しました。
上手に低温調理器を使用すれば、電気代の節約にも繋がります。
購入するかお悩みの際は家電レンタルサービスで低温調理器を購入前にレンタルでお試しも可能です。
低温調理器を使って節電しながらお得に、料理時間を楽しく楽に過ごしてみてはいかがでしょうか。