【家電製品でかしこく解決!】梅雨の時期の部屋干し問題
梅雨の時期になると、洗濯物をどうやって乾かすかお困りの方も多いのではないでしょうか。致し方なく部屋干しをしてみるけど、なかなか乾かなかったり、においが気になったりと、トラブルも多いかと思います。ここでは、家電製品の力を借りながら、効率的に洗濯物を乾かす方法とそれぞれの家電製品でかかる電気代についてご紹介していきます。
家電製品を賢く使って梅雨の部屋干しを乗り切る
部屋干しで非常に気になるのはにおいですよね。
においの原因は洗濯で落としきれなかった汚れが酸化したり、雑菌が繁殖したりすることで起きます。梅雨時や室内のように湿度が高い時・場所では、洗濯物の乾燥に時間がかかるため酸化や繁殖が進み、余計に気になるにおいを発生させるのです。
逆に言えば、酸化や雑菌の繁殖が進む前に短時間で乾かすことがにおい対策になると言えるでしょう。そこで、ここからはさまざまな家電製品を使用して、効率的に乾かす方法をご紹介します。
エアコン使用のポイント
「除湿」と「冷房」、どちらを使うか悩むかと思います。
結論から言うと、早く乾かすには「冷房」がおすすめです。部屋干しをするときには、湿度を下げることと空気の循環させる(風を当てる)ことの2点が早く乾かすコツになります。「冷房」に関しては、「除湿」の機能を持ちつつ、風量があるので、乾かす条件がそろっているのです。
ただ、まださほど暑くないときに「冷房」を付けるのは少し抵抗がありますよね。「除湿」では、部屋の温度をあまり下げずに湿度を下げてくれるので、あまり暑くない日であれば「除湿」を使う方がいいでしょう。ただし、「除湿」には、少し温度も下げつつ除湿をしてくれる「弱冷房除湿」と、温度を下げずに除湿をしてくれる「再熱除湿」の二種類があることだけは注意しましょう。
除湿機使用のポイント
「除湿機」と「衣類除湿機」がありますが、その違いは送風機能の有無にあります。なので、洗濯物を乾かすときには、送風機能がある「衣類除湿機」を選びましょう。水分が下に溜まるので、下のほうが乾きにくいため、電気代を抑えながら効率良く乾かすには、下から風を当てることがポイントとなります。
扇風機・サーキュレーター使用のポイント
扇風機やサーキュレーターを使用すると、何もせず干した場合の3倍速く乾くと言われています。また、後述しますが、電気代も安いといったメリットがあります。扇風機やサーキュレーターだけを使っても自然乾燥よりは早く乾きますが、空気の循環の補助として、エアコンや除湿機と一緒に使用すると、より効果を発揮します。
その他家電製品使用のポイント
時短に済ませたい方は、アイロンを使うのも一つの手です。脱水を終えた衣類にアイロンをかける方法ですが、取り扱い表示のアイロン温度を確認して使用してください。
また、あまり電気代を気にされない方は思い切って洗濯乾燥機がおすすめです。こちらも取り扱い表示の有無を確認し、デリケートな生地や刺繍などがある服での使用はしないようにしましょう。
家電製品の選択のポイントは?
さて、ここまでは各家電製品を使用するときのポイントを記述してきました。
それぞれ特徴があったかと思いますが、どれを使うかは電気代や乾く速度によって変わってくるかと思います。ここからは、電気代と乾く速度について比較していきます。
乾燥時間と電気代
それぞれの家電製品の乾燥時間と電気代は以下の通りです。
家電製品 | 乾くまでの時間 | 1時間あたりの電気代 | 乾くまでにかかる電気代 |
エアコン(弱冷房除湿) | 約3時間 | 約4円 | 約12円 |
エアコン(再加熱除湿) | 約3時間 | 約16円 | 約48円 |
衣類除湿機(コンプレッサー式) | 約2時間半 | 約5円 | 約15円 |
扇風機 | 約7時間 | 約1円 | 約7円 |
自然乾燥 | 約8時間以上 | 0円 | 0円 |
省エネ商品が充実してきているので、メーカーや商品によってずれはありますが、どの家電製品で乾かすか悩んだときの参考にしてみてください。
扇風機に関しては、電気代が断トツで安い一方で、乾かすのに時間がかかります。ただ、東京電力の調査によると、エアコンと扇風機を併用した場合、約2時間ほどで乾かすことができるといった結果がでており、扇風機は単体で使用するよりも、何かと併用するのが良いかと思います。
まとめ
それぞれの家電製品で電気代も速乾性も差がありますが、洗濯物の量や場面によって使用する家電製品を変えてみてはいかがでしょうか。例えば、量が少なくて、比較的洗濯物の間隔をあけられる場合は、扇風機やサーキュレーターを使用してみたり、量が多い時は、衣類除湿機を使ってみたり、速乾性重視であれば、洗濯乾燥機を使用するのが良いでしょう。
また、電気代を節約かつ早く乾かすには、大量の洗濯物を干さないことや、間隔をあけて干すことも重要となってきます。最近では、部屋干しで役立つ便利グッズもたくさんあるので、賢く使いながら、ストレスフリーで梅雨を乗り切りましょう。