掃除機の電気代を計算!簡単にできる節約術も紹介
部屋の掃除をするときに活躍する掃除機。掃除機にもさまざまな種類があり、種類によって電気代が異なります。今回は掃除機の電気代とそれぞれの特徴、そして電気代の節約術を紹介します。これから掃除機を購入する方も、すでに掃除機を持っている方も参考にしてみてください。
掃除機の種類と特徴
掃除機には下記の通り大きく分けて4つ種類があります。掃除機の電気代を解説する前に、掃除機の種類と特徴を解説します。
キャニスター型
電源をコンセントから取るため、パワーが強く吸引力が持続します。部屋を移動する時にコンセントを抜き差しする必要があるうえ、掃除機自体が大きいため収納スペースを取ってしまうことがデメリットです。
スティック型
小回りが利き比較的軽量のため、片手で手軽に扱えます。本体の背が高いので前かがみになる必要もありません。収納するときもあまり場所を取らないので2台目におすすめです。
ハンディ型
テーブルの上の食べこぼしや棚の上のほこりなど、細かいところを掃除するときに便利です。しかし、普通の掃除機と比べると吸引力はやや劣る点や運転音がうるさい点がデメリットです。
ロボット掃除機
スイッチひとつで自動掃除してくれます。ですが、床の上に障害物があると掃除できないため、あらかじめ部屋を綺麗に整えておく必要があります。また、高さのある段差を乗り越えられないため、厚みのある絨毯や敷居があると掃除しきれない場合もあります。
ゴミの集塵方法
掃除機の種類は4つに分かれていますが、その中でもゴミの集塵方法が下記の通り2つに分かれています。
サイクロン式
吸い込んだゴミを遠心力で空気と分離してダストケースに集めます。空気とゴミを分離しているため、排出される空気は綺麗ですが、メンテナンスを怠ると細かいゴミがフィルターに目詰まりして吸引力が低下したり異臭がしたり、トラブルの原因になります。紙パックと比較してダストケースの容量が小さいのでこまめにゴミを捨てる必要があります。さらにゴミを捨てる際に細かいゴミが舞ってしまうことが難点です。
紙パック式
吸い込んだゴミを紙パックに集めます。紙パックと排気フィルターでゴミをろ過するため、排気される空気の綺麗さは紙パックや排気フィルターの性能によって差が出ます。紙パックにゴミが溜まると空気の通り道がふさがれてしまうため、吸引力低下の原因になります。溜まったゴミは紙パックを捨てるだけなので細かいゴミが舞ってしまう心配はありませんが、紙パックのランニングコストがかかってしまいます。
掃除機の種類と特徴が分かったところで、次は電気代の解説をしていきます。
掃除機の電気代
掃除機の電気代は種類によって異なります。今回はPanasonic製品の消費電力と電気代を比較してみましょう。※電気代は27円/kWhにて計算
キャニスター型
紙パック式(MC-PK21G)の消費電力は200~1150Wです。10分間使用した場合の電気代は0.9~5.2円となります。サイクロン式(MC-SR580K)の場合は、消費電力が250~720Wで、10分間使用した場合だと電気代は1.1~3.2円となります。
スティック型
コードレススティック式(MC-SBU840K)の充電時の消費電力は約33W。充電時間を3時間で計算した場合、電気代は1回あたり約2.67円となります。フル充電で約18~30分間(自動モード)連続使用が可能です。
ハンディ型
コードレスハンディ式(MC-B20J)の充電時消費電力は約21W。充電時間を2時間で計算した場合、電気代は1回あたり約1.13円となります。フル充電で約16分間(標準モード)連続使用が可能です。
ロボット掃除機
ロボット掃除機(MC-RSF1000)の充電時消費電力は約20W。充電時間を5時間で計算した場合、電気代は1回あたり約2.7円となります。フル充電で約100分間連続使用が可能です。
掃除機の節電方法
ゴミと同じで電気代も、チリも積もれば山となります。ここからは、掃除機の節電方法をご紹介します。
ON/OFFを繰り返さない
掃除機は起動時が一番電力を消費します。なので、スイッチのON/OFFの回数を減らしましょう。あらかじめ部屋を片付けておき途中で電源を切らないようにする、複数の部屋に掃除機をかける場合は延長コードを使用して一気にかける、など少し工夫をして起動回数を減らすことによって、電気代を抑えられます。
モードを使い分ける
強弱のモードが選べる掃除機の場合は、掃除機をかける場所によって使い分けましょう。絨毯の場合は強モード、畳やフローリングの場合は弱モードで問題ありません。自動モードが付いている場合は自動モードで掃除機をかけましょう。掃除機が適切なモードを判断してくれます。そうすることによって効率よく掃除することができます。
こまめにメンテナンスをする
吸引力が弱まるとその分掃除機をかける時間が長くなってしまいます。紙パックやダストケースに7分目ほどゴミが溜まれば捨てましょう。また、フィルターや回転ブラシもこまめにメンテナンスをしましょう。掃除機がいつもベストな状態であれば、余分な電気代をかけなくて済みます。
今回は掃除機のあれこれについて解説しました。日頃からこまめに粘着クリーナーやフロア用掃除シートなどでゴミを取っておくと掃除機をかける頻度も減らせますよね。節電のカギは使用頻度自体を下げることです。部屋のゴミの数も電気代も減らして気持ちよく暮らしましょう。