【2021年】電気自動車(EV)の補助金 最新情報を紹介!
近年、電気自動車に注目が集まっています。電気自動車というとガソリン車と比べて購入費用が高いので敬遠される方も多くいらっしゃると思います。今回は2021年最新版の電気自動車の補助金情報をお届けいたします。
2021年電気自動車 補助金
2021年4月現在、国が扱っている電気自動車の補助金は環境省と経済産業省の2つがあります。どちらも目的は一緒で、グリーン社会の実現を進めるため「電気自動車・燃料電池自動車等の導入拡大」と同時に「再エネ電力を使用したゼロカーボンのライフスタイルの普及」や「日常及び非常時の両方で活用できる充放電設備/外部給電器の普及を促進すること」を目的としています。(環境省、経済産業省より引用)
目的は一緒ですが、環境省と経済産業書の補助金には条件や補助金額が異なるので、それぞれの概要をお伝えします。
環境省の補助金の概要「再エネ電力と電気自動車や燃料電池自動車等を活用したゼロカーボンライフ・ワークスタイル先行導入モデル事業」
対象
個人、民間事業者(中小企業)地方公共団体等
※リース購入も対象
条件
- 電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池自動車(FCV)の購入
- 令和2年12月21日以降に新車新規登録(登録車)または新車新規検査届出(軽自動車)をされた自動車
- 再エネ100%電源調達(自社消費による再エネ電源調達、再エネ電力メニューの購入、再エネ電力証書の購入)
- モニタリング調査への参画(4年度にわたるモニター制度への参画・協力)
オプション
充放電設備(V2H)/外部給電器(V2L)の購入費、工事費一部
補助金額
- 電気自動車(EV):上限80万円
- プラグインハイブリッド車(PHEV):上限40万円
- 燃料電池自動車(FCV):上限250万円
- 充放電設備(V2H):設備費:1/2補助の上限75万円、工事費:上限40万円(個人)、上限95万円(法人等)
- 外部給電器(V2L):設備費1/3補助の上限50万円
経産省の補助金の概要「災害時にも活用可能なクリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」
対象
個人
※リース購入も対象
条件
- 電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池自動車(FCV)と充放電設備(V2H)/外部給電器(V2L)の同時購入
- 令和2年12月21日以降に新車新規登録(登録車)または新車新規検査届出(軽自動車)された自動車
- モニタリング調査への参画(2年度にわたり毎年1回程度の調査に協力)
- 地域で災害等が生じた場合の協力
補助金額
- 電気自動車(EV):上限60万円
- プラグインハイブリッド車(PHEV):上限30万円
- 燃料電池自動車(FCV):上限250万円
- 充放電設備(V2H):設備費:1/2補助の上限75万円、工事費:上限40万円
- 外部給電器(V2L):設備費は1/3補助の上限50万円
環境省と経済産業省の概要を解説しましたが、わかりやすく比較表にまとめましたのでご覧ください。
環境省 | 経済産業省 | |
対象者 | 個人・民間事業者・地方公共団体 ※リース購入も対象 |
個人のみ ※リース購入も対象 |
条件 | EV・PHEV・FCVの購入 再エネ100%電力調達 モニタリング調査への参画(4年間) |
EV・PHEV・FCVの購入 V2H又はV2Lの購入 モニタリング調査への参画(2年間) 災害時の協力 |
補助金額 | EV:80万円 PHEV:40万円 FCV:250万円 |
EV:60万円 PHEV:30万円 FCV:250万円 |
V2H設備費:1/2補助の上限75万円 V2H工事費:上限40万円(個人)、上限95万円(法人等) V2L設備費:1/3補助の上限50万円 |
V2H設備費:1/2補助の上限75万円 V2H工事費:上限40万円(個人) V2L設備費:1/3補助の上限50万円 |
環境省はV2H・V2Lをオプションとしているので購入は必須ではありません。一方で経済産業省はV2H・V2Lの購入が必須になります。また、補助金額は同等もしくは環境省の方が高い場合があります。モニタリングへの参加期間の制限も違いがありますので、よく確認してから申請することをおすすめします。
V2Hって何?
先ほどから何度も出てきているV2Hですが、V2HはVehicle to Homeの略です。V2Hがあると電気自動車から家庭の家電製品に電気を送ることができます。また、似ていますがV2Lというものもあります。これはVehicle to Loadの略で、緊急時に電気自動車から施設などへ電力を供給することができます。
V2H、V2Lどちらも環境省と経済産業省の補助金対象になります。なお、経済産業省の補助金を受給するためにはこちらの導入が必須となりますのでご注意ください。※一部除く
何ができる?
先ほども軽く触れましたが、V2Hは電気自動車から家庭の家電製品に電気を送ることができます。V2Hには種類が2つあり、系統連系ができるタイプとできないタイプがあります。
- 系統連系タイプ
太陽光発電を設置していて自家消費をしている場合は、系統連系ができるタイプのV2Hを使用できます。系統連系のV2Hがあることで、太陽光発電からの電気と電力会社からの電気と電気自動車からの電気すべてを家庭で使用できます。 - 非系統連系タイプ
系統連系ができないタイプのV2Hは、電気自動車から家庭へ電気を送っている間は電力会社からの電気を受けることができません。
再生可能エネルギーって何?
再生可能エネルギーとは、太陽光や風力、地熱などの温室効果ガスが排出されないエネルギーのことを言います。これらは枯渇することがなく繰り返し使用できるエネルギーのため、「再生可能エネルギー」と呼ばれるのです。
資源エネルギー庁の発表によると、2018年日本の化石燃料使用は全体の85.5%にあたります。原子力が2.8%、水力が3.5%、再生可能エネルギーの比率は8.2%と低いです。このようにまだ日本は再生可能エネルギー由来の電気が少ないのが現状です。
提供している電気会社は?
まだ比率は少ないものの、最近では様々な企業が再生可能エネルギーの電力を供給するようになってきました。
当社もそのうちの1社です。スマートテックが提供する「そらエネでんき」は環境に優しい太陽光発電由来の電気を提供しています。興味のある方は下記URLよりご覧ください。
https://www.smart-tech.co.jp/soraene/