東北電力は値上がりする?東北電力ネットワークって何?東北電力のあれこれを解説!
2023年6月より大手電力会社は値上げを発表し、東北電力も値上げを確定しました。この値上がりにより大きく電気代に影響はあるのでしょうか?全国的に行われている電気代の値上げ理由や、東北電力の子会社である東北電力ネットワークついてなどを解説します。
東北電力ネットワークって?
東北電力ネットワーク(東電NW)は、分社化※により、2020年4月1日に創設された東北電力の子会社です。東電NWは、東北電力の送配電部門を引き継いでいます。
東北電力ではこれまで「発電」・「送配電」・「小売」の3事業を一貫して行っていました。しかし電気事業法が改正したことにより、一般送配電事業者が発電事業や小売電気事業を行うことが制限され、分社化※しました。
契約している方への影響も特にないため、変わることなく電気を利用できているでしょう。
詳細については公式サイトを参考にしてみてください。
※分社化とは、いくつかの事業を持つ会社が事業の一部を切り離し、独立した企業を作ること指します。
どうして電気代が高騰しているの?
全国的に電気代が高騰し続けている現在。どのような理由から電気代が上がってしまうのでしょうか。さまざまな要因がありますが、主なものとして
- ウクライナ・ロシア問題による火力発電のための燃料費高騰
- 原子力発電所の稼働率の減少に伴う電力の低減
- 再生エネルギーを普及させるために電気料金の一部として負担している再エネ賦課金の値上がり
が挙げられます。それぞれの要因については、こちらの記事で解説しているので、参考にしてみてください。
東北電力の値上げの動きについて
さまざまな理由から全国的に電気代が値上がりしていることが分かりました。それでは東北電力の値上げの動きについてはどうなのでしょうか。
2023年6月より既に値上げが行われている
東北電力では2022年9月より、火力発電で使用する燃料費の高騰により、電気代の値上げが検討されていました。その結果、2023年6月1日より平均25.47%の値上げが確定しました。全面的な値上げは2013年以来になります。
値上げが行われたのは「従量電灯」と呼ばれる料金プラン。
これは経済産業省にて審査が行われたのち料金が設定されるプランとなっています。「従量電灯B」を30Aで契約の場合で、「月の使用量260kWhで2,110円値上がりします」との発表がありました。
また、従量電灯以外の新しい料金プランについては、経済産業省の審査は不要となるので、2022年12月より燃料費調整額の上限がなくなりました。これにより実質的な値上げとなっています。
電気代を安くするなら太陽光発電がおすすめ!
現状、全国で燃料費調整額は上がり続けているため、更に電気代が上がってしまう可能性も高いです。今後が不安という方や、少しでも節電・節約したいという方には太陽光発電・蓄電池がおすすめ!電気代を節約できるだけでなく、発電量によっては収入にも繋がるのです。
太陽光発電ってそもそも何?
家庭用太陽光発電は、屋根に取り付けた太陽光パネル(ソーラーパネル)が太陽の光を受け、発電ができるシステムです。パネルを取り付けただけでは、電気を使用することができないため、使用できる電流に変換するのが「パワーコンディショナー」と呼ばれる装置。更に作った電気を充電するためのシステムを「蓄電池」と言います。
こちらのページで、それぞれの設備について詳しく説明しているので、参考にしてみてください。
日本だけでなく世界中で温室効果ガスの削減や環境問題の解決に向けて再生可能エネルギーの普及が進んでいます。日本国内では再生可能エネルギーでの発電を増やすため、年度によって差はあるものの太陽光発電を設置する家庭へ向けた補助金を出しています。
太陽光発電の売電方法
「太陽光発電に興味はあるけど電気を売ることが難しいそう・・・」という方も多いはず。家庭で発電した電気を電力会社に売ることを「売電」と呼びますが、実は難しくはありません。詳しくみてみましょう。
設置してから10年間はFIT制度で売電
FIT制度(固定価格買取制度)とは、国で定められた制度で、再生可能エネルギーで創られた電気を電力会社が一定期間・一定料金で買い取ることです。太陽光発電は再生可能エネルギーに含まれ、一般家庭であれば大部分が太陽光発電で発電された電力になります。
FIT制度は再生可能エネルギーの普及を目的とし、海外でも広くとられている制度です。
10kW未満の場合は10年間、10kW以上50kW未満の場合は20年間、FIT制度が適用されます。FIT期間が終了することを「卒FIT」といい、卒FIT後は改めて各電力会社と契約を結ぶ必要があります。
東北電力での買い取り価格は?
FIT制度中の売電価格は、さまざまな要因をもとに経済産業大臣によって決められており、年度によって異なります。
引用:資源エネルギー庁
一般家庭は基本的に10kw未満となるため今年度に契約した場合は「16円」での売電となります。
しかし東北電力での卒FIT後の買い取り価格は「9.0円 / kWh」にまで下がってしまいます。(参考:東北電力)
しかし、卒FIT後、売電先を変更することでもっと高く電気を売ることができるのです。
どのように売電先を決めるの?
卒FIT後に活用できるのが「どうする?ソーラー」という資源エネルギー庁が運営するウェブサイト。
こちらのサイトでは売電できる事業者を一覧で紹介しており、在住している都道府県より検索が可能です。
1円でも高く売りたい場合は、複数の会社を比較することをおすすめします。
「どうする?ソーラー」の活用方法についてはこちらから!
売電するならスマートフィット!
最後に宣伝となりますが、当社の「スマートFIT」では、同等の地域電力会社の買い取り価格と比較した場合、業界最高水準の買い取りを行っています。
東北電力の卒FIT後の買い取り価格は先述した通り【9.0円 / kWh】ですが、当社では【11.5円 / kWh】。その差は【2.5円】。僅かな金額に見えますが、これが数カ月、数年単位になると大きな差額になります。
もちろん、契約時の費用や違約金はかかりません。少しでも気になった方は、下記バナーより、是非チェックしてみてください!