人と自然のこれからの未来を考える!グリーンセイバー資格検定とは?
他の資格・検定に比べグリーンセイバー資格検定所得者はそれほど多くなく、まだ3500人程度しかいません。
また2020年には検定制度がリニューアルされ、取得するべき分野が大きく2つに分類されました。
オンラインセミナーもある為、比較的勉強しやすい資格ではないでしょうか。
SDGsにも注目が集まる今、是非学んで欲しい資格「グリーンセイバー資格検定」を今回はご紹介します。
グリーンセイバーって何?
グリーンセイバーはその名の通り、環境などの自然豊かな緑を救助する事です。
「森を守る・人を育てる・森と人を繋ぐ」をテーマに活動している「樹木・環境ネットワーク協会」が主催している環境資格検定です。
主な試験内容は植物などの自然環境、生態系、自然の歴史に関する基礎知識を身に着けた人材を養成しています。
2020年にリニューアルしたばかり?
今までは基礎の「ベーシック」・応用の「アドバンス」・指導者レベルの「マスター」のステップアップとして知識の習得を目指していましたが、新しく2020年にリニューアルし学ぶ内容が整理されました。
新しくなった制度では
■植物の働きや植物の生活の歴史、自然の歴史などを学べる「ネイチャー」。
■人と植物の関係に関する文化や自然保護に関する法律など幅広く学べる「カルチャー」。
と、整理されました。どちらから先に取得するかは特に定められていませんが、マスターを受験する場合は両科目を取得している事が条件になります。
資格の目的?
植物や生態系の知識を備え、自然と調和した「持続可能な社会づくり」に貢献できる人材を育成する事を目的としています。
検定試験に関する年間スケジュール
グリーンセイバー検定試験では、年間を通して無料のガイダンスや講座などの試験対策が行われています。
3月 東京・無料ガイダンス
4月 埼玉・大阪・無料ガイダンス
5月 東京・ネイチャーセミナー
7月 東京・カルチャーセミナー
8月 東京・大阪・岡山・ネイチャー&カルチャー検定試験
10月 ネイチャー・カルチャー合格発表
11月 スタートアップ講座&マスターセミナー
2月 マスター検定試験
4月 マスター合格発表
受験要項
■試験資格
・カルチャー・・・誰でも受験可能
・ネイチャー・・・誰でも受験可能
・マスター・・・ネイチャー・カルチャー両方に合格した者のみ
■受験料
・ネイチャー・・・5000円
・カルチャー・・・5000円
・マスター・・・8000円
■テキスト代
・ネイチャー・・・2640円
・カルチャー・・・2640円
・マスター・・・2860円
■セミナー
・ネイチャー・・・15000円
・カルチャー・・・15000円
・マスター・・・16000円
■試験会場:東京・大阪・岡山・宮城で実施
■出題範囲:公式テキストより出題(選択式)
■難易度
・ネイチャー・・・難易度D
・カルチャー・・・難易度D
・マスター・・・難易度C
ネイチャーもカルチャーも、公式テキストから出題され、選択式の試験方式なので試験対策をしていれば難易度はそこまで高くはありません。
■合格率(リニューアル前)
・ベーシック/アドバンス 50%
・マスター 40%~50%
合格したあとのお話
グリーンセイバーとしての登録
合格後はグリーンセイバーに登録する事が出来ます。
登録料は税込みで1000円(有効期限1年)かかりますが、保全活動などが未経験の方でも様々な現場で活動できるようバックアップ制度がなされています。
資格を保持した方は里山の再生に取り組んだりボランティアとして子供たちに自然環境の大切さを伝える活動を行っています。
グリーンセイバーの会員にはメルマガなどで常に活動の情報が共有されている為、資格をとったもののどういう活動をしていいか分からないという人も安心して活動する事が出来ます。
SDGsに注目が集まっている今学ぶ事は必要かもしれない
2015年に国連サミットで策定された「SDGs」の17個の目標のうち、13個は環境に関連しているものです。
グリーンセイバーは給料や仕事内容が明確に決まっている訳ではないので、ほとんどがボランティアとしての活動になりますが、自然を学ぶ上で植物についても知る事が出来るので、本格的な農業から趣味でガーデニングをする場合にもとても役立ちます。
また、大学などの講師や執筆活動の依頼を受け謝礼金が発生する場合もあるので、グリーンセイバーの資格を持つ事で勤務先や自治体など様々な場面で環境保護のリーダーとなれるという事もメリットの1つです。
SDGsに取り組む学校や企業が増えてきて個人でもマイバッグを持ち歩くなど、暮らしにエコを取り入れる方も増えてきている中で、他にやる事が見つからないという方、植物に興味がある、自然に関する専門的な知識が欲しいという方におすすめの資格です。
参考文献
・樹木・環境ネットワーク協会SHU “グリーンセイバー資格検定について”
https://www.shu.or.jp/index.html