太陽光発電の自家消費のススメ
政府側では買取期間終了後、蓄電池等と組み合わせるなどして、自家消費することを推奨しています。
特に近年は電気料金の高騰やエネルギー自給率向上の観点から、自家消費の重要性がこれまで以上に高まっています。
自家消費優先モード
蓄電池には自家消費を優先して行うモードが搭載されているものがあります。
自家消費優先モードを使用することにより電気を賢く使うことができます。日中使用する電力は太陽光で発電しまかないます。
余剰電力がある場合は、蓄電池に充電し夜間利用します。夜間は日中充電した電力と電力会社から購入した夜間電力を利用します。
一日の中で電力会社から購入する電力を減らすことで、電気代を削減することができます。
また、2026年現在ではAI制御やHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)と連携し、天候予測や電気料金単価に応じて最適な充放電を自動で行う高機能モデルも普及しています。
▼10年間の売電収入と今後の対応について
固定価格買取期間終了後は、法律に基づく買取義務が無くなるため買取価格が大幅に下がってしまします。
また、新たに電力会社と契約を結ばなければ、無償で送電を行う可能性もあります。
2026年時点では、卒FIT後の買取価格は7~10円/kWh前後が主流となっており、設置当初の買取価格(40円前後)と比較すると大幅に低下しています。
そこで、発電した電力を少しでも有効活用するために、自家消費へシフトする必要があります。
自家消費を優先して行うことで、電気代を削減することができます。また、蓄電池を導入し発電した電力を優先的に使用することで、さらに電気代を削減することができます。
加えて、電力会社による時間帯別料金や市場連動型プランを活用することで、より効率的な電気代削減が可能になっています。
▼さらにコストを抑えるために内蔵型も人気
ハイブリッド蓄電池とは、蓄電池と太陽光発電のパワーコンディショナを1台でコントロールできる蓄電池です。
蓄電池には様々な運転モードがあり、売電や自家消費を優先するモードが搭載されています。
また、太陽光パネルが発電した電力を直接蓄電池に充電できるため、電力ロスを最小限に抑えることができます。
さらに、ハイブリッド型は機器の一体化により設置スペースの削減や施工コストの低減にもつながり、近年の主流となりつつあります。
▼非常用電源について
蓄電池は電力復旧までの非常用電源として、電力を確保しておくことができます。
万が一停電が発生した場合は、蓄電池が自動的に自立運転に切り替わりご家庭の電力をバックアップします。
日中の停電には太陽光発電で作られた電力を使用し、夜間は蓄電池に充電した電力でバックアップを行います。
また、停電時でも太陽光発電から蓄電池へ充電することができるため非常に安心です。
2026年現在では「全負荷型(家全体バックアップ)」に対応した蓄電池も増えており、停電時でも普段とほぼ同じ生活ができる製品が注目されています。
▼日本の年間停電件数
停電のリスクを考える必要があるのは、地震ばかりではありません。日本では台風などの自然災害で数多くの停電が発生しています。
近年、大型台風・ゲリラ豪雨や竜巻・突風の観測回数は増加傾向にあり、停電のリスクが大幅に増えることが考えられます。
自然災害だけでなく、その後の停電への備えも必要です。
特に近年は線状降水帯の発生や異常気象の増加により、広域かつ長期的な停電リスクも指摘されています。
▼震災が発生してから復旧までにかかる日数
阪神・淡路大震災や東日本大地震が発生し、大規模な停電が発生した際は復旧までに1~3日ほどかかりました。
ただし、被害状況によっては1週間以上かかるケースもあり、長期停電への備えの重要性が高まっています。
▼停電時に使用可能な電化製品
太陽光と蓄電池を導入していれば、たとえ大規模な停電が発生したとしても3日間は電力を使用することができます。
※使用可能日数は蓄電池容量や使用電力量によって大きく変動します(目安:7~15kWhで1~3日程度)。
■非常時の機器使用時間目安(満充電時)
・冷蔵庫:約24~72時間
・スマートフォン充電:約50~100回
・照明:約30~100時間
・テレビ:約20~60時間
・エアコン:約5~15時間(使用条件による)